しまなみ海道ってご存知ですか?
広島県の尾道市から瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々(向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島)を通って、愛知県の今治市を結ぶ約60kmの道路です。
この6つの島を違う形の10本の橋で結んでいるしまなみ海道は、橋の美術館とも呼ばれています。
原動機付き自転車道や自転車、歩行者の道路が整備されていて、瀬戸内海の多島美を堪能しながら渡ることができるのも魅力です。
全長約75キロのサイクリングコース。このサイクリングコースの素晴らしさからも世界的に有名なしまなみ海道。
サイクリングターミナルでレンタサイクルを借りて、ぜひ、尾道から今治の道のりを走ってみてはいかがでしょうか。
尾道から今治へ。気軽にサイクリングを楽しみたいならレンタサイクルがオススメ
尾道からスタートしたいという場合は、まずはJRの尾道駅まで行きましょう。
新尾道までJRで行く場合には、尾道駅までは繋がっていないので、その間はバスで向かいましょう。広島空港からの場合は、タクシーやバスを使うのが無難です。
JRの尾道駅の目の前には海が広がってます。
近郊には、いくつかのレンタサイクル店が存在します。しかし、時期によっては混雑して全てのレンタサイクルが出払ってしまうこともあります。
ですので、数日前までに事前予約しておくのが無難です。そうでなくとも当日予約できないサイクルターミナルもあるので確認しておきましょう。
また各レンタサイクルターミナルによって、自転車の保有台数が違います。レンタサイクル料もターミナルによって、そして自転車の種類によって変わります。
また、時間や日数などによってレンタサイクル料金は変わります。思ったより時間がかかり予定の時間に返却できなければ超過料金や追加料金が発生します。
ぜひ気軽な気持ちで、レンタサイクルを借りてみては如何でしょうか。
しまなみ海道を尾道から出発。レンタサイクルで走るなら無理せずにゆっくりと
しまなみ海道でレンタサイクルを借りたい、サイクリングを楽しみたい、そう思っているのであれば服装にも気を使いたいところです。
かと言って、いきなりサイクリストの様な服装をする必要はありません。あくまでも自転車に乗りやすい服装、自転車が漕ぎやすい服装を心がけるべきでしょう。
夏であれば汗をかく可能性もあることから、乾きやすい運動に適したTシャツがよいでしょう。紫外線防止のために、長袖が無難です。日焼け止めは必須です。また眩しさや紫外線が気になる場合はサングラスを持参しましょう。
パンツも伸びにくいものはオススメできません。裾が開いていると、自転車にパンツの裾が巻き込まれる可能性があり事故に繋がってしまいます。
ハーフパンツにレギンスというスタイルや、裾が閉じているカーゴパンツなどが良いでしょう。
また靴は必ずスニーカーで。紐が巻き込まれない様に注意して自転車に乗りましょう。サンダルでは危ないので乗ってはいけません。
レンタサイクルの中には、かごがないものもあります。背中に荷物を背負えるようにリュック、もしくはメッセンジャーバッグが良いでしょう。中には、飲料とタオルを入れておきましょう。
もしかしたら、雨がふるかもしれない事を想定して、自転車が漕ぎやすいようなレインウエアも用意しておくとよいでしょう。
そう考えると、あれもこれもと用意したくなりますが、荷物は最小限にするのが無難です。なぜなら、しまなみ海道のサイクリングロードはおおよそ75キロメートルもあるのです。
自転車で長距離を走ることになれてない場合はゆっくり自転車を走らせるとして、時速10キロで走ったとしても、体力の関係から、一日で50キロ程度が妥当だと思います。
しまなみ海道のレンタサイクルは尾道ではなく今治でも借りられます。乗り捨てもOK
しまなみ海道をサイクリングしたいというのであれば、スタート地点は絶対に尾道でなくてはならないわけではありません。今治からでもOKですし、他の島からでも良いでしょう。
自転車を乗り捨てた場合は、保証料は返却されません。
サイクルターミナルによって営業時間は異なります。ですから返却時間も異なるということになります。必ず確認しておきましょう。
今治には乗り捨て専用の場所も存在します。遅くまで返却できたり、24時間できるところもあるので、一種に確認しておくとよいでしょう。
ちなみに公共のレンタサイクルターミナルは尾道に1箇所、今治に3箇所あります。乗り捨てしたい場合は、公共のしまなみレンタサイクルを借りたほうが無難でしょう。
また繁忙期は事前にレンタル予約もできるので、問い合わせしてみたほうが良さそうです。
しまなみ海道をレンタサイクルで走るなら、橋の美術館を堪能せよ
しまなみ海道をレンタサイクルでゆっくりと走りながら、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の美しさや絶景を楽しむのもよいでしょう。それとともに、ぜひ堪能してほしいのが、橋の美しさです。尾道から今治へ向かう際、二番目に通るのが、因島大橋です。曲線が印象的なこの端は、2段になっており、上が自動車道、下が歩行者や自転車などが通れるように作られています。
生口橋は、日本ではじめて設計された複合斜張橋です。ケーブルがとても美しいのが特徴です。
その次に通るのは多々羅大橋。完成時は、世界最長の斜張橋でした。見た目の美しさもさることながら、ぜひ実験してもらいたいのが、塔の下の歩道です。手をたたくと、龍の鳴き声のようなことがします。この音がなる現象は多々羅鳴き龍とよばれ、音が反射しながら登っていく感覚を味わうことができます。
大三島橋は、完成当時は日本最長のアーチ橋でした。グレーの橋の色が海との対比でとても美しく見えます。
それ以外にも趣のある橋が賭けられており、海と橋と空との空間美を楽しむことができます。ゆっくりレンタサイクルで移動しながら、写真スポットとして、それぞれの橋を堪能してみるのもよいかもしれませんね。
しまなみ海道のレンタサイクルが心配なら、持っ行ったり別の方法で渡っても良いのです
長い距離を走るのですから、レンタサイクルよりは乗りなれた自転車が良いですよね。そんな時は、ぜひ事前に自転車を輸送しておける自転車配送サービスを利用してみては如何でしょうか。
最近ではこの様な自転車輸送のサービスが、運送会社などでも多く取り入れられています。
自分で一緒に自転車を運んでしまなみ海道まで一緒に到着したいという人もいるでしょう。その場合は車輪を外して、自転車専用の袋に入れて運ぶという手段もあります。JR、飛行機でも可能です。
フェリーであれば、自転車を分解しなくてもそのまま運ぶことも可能です。また尾道と今治を結ぶ高速バスは、事前に連絡し予約すれば自転車を持ち込むことが可能になります。ただし、こちらは袋に入れる必要があります。
事前に、どのルートでしまなみ海道に自転車を持ち込むのか確認しておく事をオススメします。
中には、そんな長距離を自転車で走ったことがない、慣れない自転車に自信がないという人もいるかもしれません。出発が遅くて、自転車を乗るにはちょっとという人もいるでしょう。サイクリングしに来たのに、あいにくの雨という場合もあるかもしれません。
そんな時は、レンタカーを借りて、しまなみ海道をドライブしてみるというのも良いでしょう。景色だけでなく、ドライブスポット、観光スポットもたくさんあるしまなみ海道。
天気が良ければ折角なので、一部だけサイクリングして観光してみるというのも勿論ありです。