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【一年生の算数】教え方次第で好きになるか嫌いになるかが決まる

一年生の算数。楽しいと思うか楽しくないと思うかはもはや教え方次第と言えます。数字という物自体にピンときていないこともあるのです。

ですから、イメージでしっかりと教える事が重要です。ここでつまづいてしまうと、二年生でも三年生でも困ることになります。

一年生のうちから算数が嫌いになってしまわないように、子供に分かりやすい教え方のコツを掴んで、しっかりと理解できるように教えるのがポイントです。是非、お子さんに算数好きになってもらいましょう。

一年生に算数を理解させる教え方

小学校一年生に算数を教えるのって、本当に難しいことです。ですが、教え方次第で算数がスムーズに理解できるようになるのです。

そもそも、何が分からないのか、なぜこんな簡単な算数がわからないのかとお悩みの親御さん。簡単すぎて教え方がわからないというのもわかります。しかし、お子さんの立場に立ってみると、初めて数字を見るのです。加えたり、省いたり、のぞいたりするのが足し算や引き算だと理解するのも難しいかもしれません。そういう事にピンと来ていないお子さんに算数を理解させるのですから、教え方も一工夫必要です。
  • 目に見える集まりを数える
    ◯が5つ集まっている塊を、5こと数えることが出来るかです。数は物の集まりを数えるもので、それを数字で表すことができるという事を伝えましょう。
  • 数の概念と表し方には結びつきがあることを理解させる
    数字には読み方があり意味もあります。これを理解出来きて、数字を読んだり書いたりできるようになっても、数字の順序があることがわからなければ「5より3」大きい数と聞かれても答えることができないでしょう。

「アメが5こありました。3こアメをおともだちがくれました。ぜんぶでなんこ?」という問題で、増えるか減っているか分からない場合は、文章が理解できていない可能性もあります。

数字を読んだり書いたり、もしくは5+3=8という計算はできるのに、上記の答えが出せない。

これは、数の概念と表し方が結びついていることがわからなく、機械的に足し算を暗記していいることが考えられます。数字の概念を理解していない、もしくは文章の意味がわからないのであれば、そのことを、しっかりと教えて理解させる必要があります。

一年生は算数が好き?嫌い?教え方次第で変わっていく

一年生でも、はじめから算数が好きな子と嫌いな子がいます。数字が好きな子は、学校の授業も楽しく、すんなり数字が頭に入ってくるでしょう。問題は、算数が嫌いな子です。単純な計算を面白くない、そう感じる子も中にはいるようです。そういう子に教えるのはとても難しいかも知れませんが、大切なのは、数字の組み立てです。それさえわかれば、算数は嫌いでも、とにかく出来るようにはなります。

教え方のポイントとしては、数字の組み立てをしっかりと身に付けさせることです。

いずれ、一年生の算数の中で文章問題を解くことがあるでしょう。そのとき、文章を読んで足し算か引き算がわからないという様では、教え方が間違えている可能性があります。

計算自体が重要なのではなく、数字を組み立てることができるか、そういう教え方が重要なので、これさえ分かれば、足し算、引き算だけでなく、次の学年で出てくる掛け算もスームズにできるようになるのです。

組み立てを理解していれば、多少の計算ミスは、全く問題ありません。

組み立てとは、例えば37という数字は、10が3つ集合したもの、1が7つ集合したもの、それが合わさった物だということです。

そして、1が10こ集合すれば10、10が10こ集合すれば100というように、10こ集合すれば桁が変化するという事を理解するのが、数字の組み立てなのです。

一年生の算数のポイントは「いくつといくつ」

一年生の算数で躓くポイントとなるのが、繰り上がりの足し算と繰り下がりの足し算です。

この計算に必要となるのが「いくつといくつ」の考え方です。

9はいくつといくつで出来ているのか。例えば、7と2で出来ているということが分からない。

7+2=9というのは解けるとしてもこの「いくつといくつ」が解けない。何故か急に分からなくなる子が多いと言います。

大人には簡単に見えても、はやり足し算とは違った問題に混乱してしまうのかもしれません。

「いくつといくつ」は1年生で教わりますが、2年生でも3年生でも、ここがピンと来ていない場合は算数で混乱する事も多いようです。

例えば、2年生では足し算の繰り上がりに使うさくらんぼ計算のときに、この「いくつといくつ」を使います。3年生では割り算が出てきます。割り算は、掛け算、引き算、足し算のすべての知識が必要になります。割り算には、余りが出ることもあるでしょう。そのときには「いくつといくつ」が、再び重要になってきます。

しっかりとした教え方で、お子さんにマスターさせましょう。

「いくつといくつ」の教え方。一年生の算数の苦手を作らない

いくつといくつを教える上で重要なのは、とにかく、毎日コツコツと練習することです。

一年生の算数が苦手になってしまうと、その先の算数も、ずっと苦手になってしまいます。

特に、いくつといくつは、学年が上がる毎に解くスピードも求められてきます。答えがすぐに出るように、まずは簡単なことから除々に練習していくとよいでしょう。

最初は3をいくつといくつに分ける練習。それが出来るようになったら5をいくつといくつに分ける練習。最終的には10をいくつといくつに、そしてスムーズに分けられるようにしてください。今後の繰り上がり、繰り下がりでとても重要な役割になるからです。

できれば、身近なもので、いくつといくつを練習するとよいでしょう。

例えば、クッキーを用意して、お皿を2つ用意します。クッキーも10個用意します。子供にはお皿に両方に同じ数になるように入れてもらいましょう。5個と5個になるはずです。片方のお皿のクッキーを、もう一枚のお皿に1個移動します。すると6個と4個になります。10個のクッキーは、5個と5個で10個、6個と4個でも同じ10個にります。いくつといくつは、分ける数が違っていても、元の数は同じだと伝えることが重要になるのです。ゲーム感覚で、覚えていくと良いでしょう。

しかし、「10は6と◯」「10と6は◯」という問題になると、この違いが子供には分からなくなってしまうようです。一年生にはとても難しいところです。算数というより、国語の問題になってしまうからです。

最初の問題は「いくつといくつ」の問題ですが、次の問題は、足し算になります。どれが足し算で、どれがいくつといくつなのか、言葉を見つける練習にも取り組むとよいでしょう。

イメージや数字の仕組みが一年生の算数の教え方では重要

一年生で算数が苦手な子は意外と多いのです。それはイメージが湧かなく、数字の仕組みや組み立てがわからないことが原因かも知れません。

ですが、実際にイメージできる様な教え方をすることで、算数を好きになることができるのです。

特にいくつといくつは、家で身近なもので楽しむことで、その感覚が身につくことがあります。

例えば、同じ種類でも違う味のアメを2種類、5個ずつ合計10個用意しましょう。バラバラに置いた時には、どちらの味が多いのか、それとも同じ数なのかパッと見ではわからないと思います。

次に一列にに並べてみましょう。同じ味同士を一列に、そして上と下が違う味になるように並べてください。下のアメの間隔を上より少し大きめに並べてみましょう。広がっているだけで、下のアメのほうがパッと見、多く見えます。しかし、上下をきちっと揃えて並べることで、見ただけで同じ数だと分かるようになるのです。

一列並べると数えやすくなります。上下を揃えると見ただけでどちらが多いかわかります。

何個か、どっちが多いのか、そういう事がアメを使ってイメージすることができるようになるのです

アメを食べたり、追加したり、分けたり、袋や手の中に隠したり、そうすることで算数が除々に身についてくるはずです。

算数が身近な存在になる感覚。日常生活の中に、いつも算数があるということ。算数の教え方をそんなに難しいものと捉えないことです。親の声掛けや問題の出し方で、自然と文章問題も解けるようになってくるはずです。
ゲーム感覚で楽しく親子のコミュニケーションをとることができれば、お子さんはもっと算数が好きになるはずです。

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