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【低学年の勉強法】親との関わり方が大事。集中力を育てよう

小学校の低学年のうちに勉強法を身につけることはとても大切です。この先、勉強は中学年、高学年と続き、更に中学、高校と続いていきます。

徐々に勉強が難しくなっていき、そのせいで勉強が嫌いという感情が生まれてしまうこともあるかもしれません。できれば、そうなって欲しくないというのが親心です。

低学年の勉強法は、この先の学力に大きく影響してきます。

どうやって、勉強を進めて行けばよいのか、それを考える上で親との関わり方はとても重要なのです。

低学年はまず、集中力を身につける事。それを意識した勉強法を取り入れることから始めましょう。

低学年は根本を理解できる勉強法を身につけることから

低学年に勉強法なんて必要ないと思う親御さんもいるでしょう。しかし、低学年の今こそ勉強法を知ることで、 この先のお子さんの勉強の仕方が変わってきます。

ただし、すぐに結果は求めないこと。今は直接、成績と結びつかなくても、絶対に将来、お子さんの役に立ちます。そして、親であるあなたにも役に立つことは間違いありません。

例えば、問題を解くとします。すぐに答えがわからない子どもに対し、こんな簡単なこともすぐにわからないのかとイライラしてはいませんか。

じっくりとお子さんの様子を見てみましょう。お子さんは、問題を見つめ、何を考えていますか。

意味がわからない、ただぼーっとしている、無理やり答えを導き出そうとしている、早く終わって遊びたいという気持ちで頭がいっぱいになっている、そういったことでは、低学年の勉強法としては、いくら親が教えていても適当ではないでしょう。

答えは、もうすでに決まっているとしましょう。解き方を教えたとします。そこからなのです。

なぜそうなるのか、根本にあるのはなんなのか、本質は何?ということに、お子さんは目を向け疑問を持てるかです。

算数などは特にそうでしょう。ただ、理由もなく、教わったやり方で答えを導き出す。これはAIや機械だってできること。勉強法としては正しくありません。

お子さんは人間で有る限り、考えるのです。なぜ、そうなるのかを。答えがあっていればいい、そういう教え方は今すぐやめてください。

低学年でも考えることはできます。今から、根本を理解できる勉強法をはじめてみませんか。

勉強法としての勘違い。大量の課題が低学年には負担になる

では根本を理解できるような、ちょっとひねった応用問題をお子さんに与えれば、考える力が身につく勉強法なのか、そう考える人もいるかもしれません。特に中学受験を考えているご家庭はそうでしょう。今、流行の先取り学習などもそれにあたります。

子どもに学力を付ける勉強法を考えるのであれば、いきなりそう難しい学習に取り組ませて考えさせるのに、私は異議を唱えたい。まだ根本を理解していない時点で、先取り学習をするのは間違っています。まずは、日常の生活の中で、様々なことに疑問を持つこと、そして勉強につながる事や色々な事を知ったり気付いたりして肌で体験してほしいいのです。自然に触れることで、問題が出てきた時に、体験と感覚を一致させることもできます。遊びや日々の生活を大人と一緒に体験してください。基本を身に着けさせる学習法も、毎日、少しずつでもいいので取り入れてほしいです。

文章を音読しスムーズに読むことができるか、鉛筆は正しく持るか、字を丁寧にそして時間をかけずに書くことができるか、教科書を正確に写すことができるか、簡単な足し算を正確に早く解くことができるか、そういった基本的な事はとても重要です。

大量の課題など必要ありません。難しい課題もいりません。負担をかけずに、楽しく学ぶ、そして基本はしっかりとが低学年に必要な勉強法と言えます。

低学年の勉強法を考えすぎるな。あなたの焦りがプレッシャーを与える

隣の芝生は見ようとしなくても青く見えてきます。

あの家の子は塾に入っているから計算が早いとか、あの家の子は漢字検定で自分の学年より随分上の級に合格しているとか、まわりの出来る子と比べればキリはありません。

そういった事を気にしすぎて、焦るばかりに、あなたのお子さんは気持ちを滅入らせていることもあります。子どもが勉強が不安になるのは、親が不安になっているからです。あなたの焦りが、どれほどお子さんのプレッシャーになっているのか考えてみましょう。

お子さんが勉強が出来なくてあなたをイライラさせるのは、親を見ているから、親がそういう姿を見せているからに他なりません。

環境は子どもを育てます。その環境を作っているのは、親のあなたなのです。

今はそれほど勉強ができないかもしれません。成績優秀とはいい難いかもしれない。でも、焦ることはありません。低学年なのですから、あなたが正しいと思った事をすればいいのです。それほど、勉強法について考えすぎないこと。まずは将来的に必要な学力、考える力を伸ばす事を意識してください。

低学年の勉強法として有効なのが、将来の学力に影響する集中力

低学年の勉強はどのくらいすればよいのでしょうか。学校では学年に10分を足した時間を勉強時間とした方が良いと一般的に言われています。しかし慣れないうちは、まず10分でもいいので集中することが大切です。

集中力は、将来の学力に大きく影響してきます

では、その10分間をどんな学習に費やせばいいのか。勉強法としては、集中して簡単な問題集を1冊解くことを目標にしてください。10分で何ページ解けるか、目標を決めて取り組んでもよいでしょう。

そして、できれば、同じ問題集をもう一度解いてもらいたいのです。もう一冊、同じものを買うのが理想ですが、面倒でなければ、消してもう一度やらせてもいいでしょう。

もう一回同じ問題を解くことで、頭に問題がすんなり入ってくるのと同時に、苦手なところが見えてきます。

時間をかけない反復練習が、集中力を育てます。どんなに長くても、せいぜい30分までに留めましょう。30分の場合は、10分ずつ集中させること。途中に休憩を挟んで上手に30分集中させるように意識しましょう。

低学年は家庭で身につける勉強法で十分

塾に行かせて、プロの勉強法を低学年のうちから身につけた方が良いのかしらと悩んでいる親御さんもいるかもしれません。

しかし、是非、低学年であるからこそ、家での勉強法を親御さんのあなたが身につけさせてほしいのです。

低学年のはじめのうちは、親子で一緒に勉強に取り組むことが必要です。

それを続けていくことで、将来的に、自分自身で勉強に向かうということが自然とできるようになります。
これは今すぐ結果がでるわけではありませんが、長い目でみて取組んでもらいたいのです。

親のあなたが出来ることは、お子さんと一緒の気持ちで勉強に向かう姿勢です。
低学年なのですから、まだまだ親の手助けは必要です。

そして、もし結果がどうであれば、一緒に勉強した事を讃え、褒めること。楽しいという気持ちを共有することが、親子のコミュニケーションにもなり、やる気にも繋がるのです。

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