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作文力をつけるコツと方法。身に付けるなら小学校3年生が勝負

子供の作文を読んで、幻滅してしまったというあなた。なんでこんなにも酷い作文になってしまったのかと頭を抱える親御さんも少なくないはずです。出来事が、淡々と綴られ、内容も段落もあったもんじゃない。

諦めないでください。そんな子供でも、上手に作文がかけるようになります。

そもそも、あなたは子供の頃、作文が得意でしたか。作文と聞いて、鳥肌が立っていたのは私だけではないはずです。そんなあなたですから、お子さんにどうやって教えて良いのか分からないのも当然のことでしょう

しかし、いくつかのコツや方法が分かれば、案外スムーズに作文をかけるようになります。

できれば、小学校3年生あたりにまで身につけておくと、その先、作文の課題が出されても、それほど苦労することはありません。

万が一、小学校3年生はすでに過ぎてしまった、ちょっと遅くなってしまったというお子さんがいても、コツや方法をしっかりと理解すれば、この先の憎き作文の課題に立ち向かっていけるはずです。一緒に頑張りましょう。

作文力をつけるには、まず語彙力を高めよ

何故、作文力をつけるには、語彙力が必要なのでしょうか。

例えば、小学校低学年の時期は、やはり文章にそれほど慣れていないこともあり、感情に対して、おもしろかったとか、うれしかったとか、よかったとか、そんな終わり方をする文章を書くこともあるでしょう。

「〇〇くんが、〇〇しました」と、点の位置に気をつける程度で、事実を淡々と述べるだけの作文になることもしばしばです。

しかし、語彙力があれば、楽しいことに対しては、ウキウキしたという他の表現に置き換えることもできるでしょうし、自然と漢字や熟語を使うことができ、作文を読みやすくスムーズにすることができます。

語彙力というのは、頭に入っていないと自然とは出てきません。いやだとかつらいという気持ちを「むねがしめつけられる思い」という言葉に置き換えることが出来るのは、どこかで聞いたことのある言葉だからです。

もし、学校などで嫌なことがあって、帰ってきてから子供が親に報告する時に、「胸が締め付けられる思いをした」とは言わないでしょう。「今日、嫌なことがあった」程度だと思います。

話し言葉と作文は違うという事です。語彙力は、やはり文字で見て、そういう表現があるのだと知ることから始まります。ですから、語彙力を高めるには、より表現力が豊かな文章の本を多く読むことが必要になります。

読書好こそが、子供の作文力をつける秘訣

国語の成績が良いからと言って、作文力があるとは限りません。

国語自体には抵抗はなくなりますが、成績の良し悪しには、読書量はあまり関係しないと言えるでしょう。

でも、読書をすれば、間違いなく語彙力が高まり、文章の構成力も鍛えることができます。

しかし、ただ本を読んで面白かったと思うのでは、それほど作文力は身につかないと感じる親御さんも多いと思います。その様な場合は、お子さんが本を読んだ後、どんなところが面白かったのかを踏まえ、大まかにあらすじをまとめ、その本を紹介する「紹介カード」を作ってもらうとよいでしょう。

面白い本は、それだけ構成も魅力的なものになっています。最後には、思ったことと違った展開をすることもあるでしょうし、感動的な結末が待っていることもあると思います。
沢山の本を読んで、自分なりにその本の構成をまとめてさせることで、何が大切なのか、何を伝えたいのかが見えてくることもあるはずです。

子供が本の紹介カードを作ったら、必ず親のあなたが見てあげましょう。それに対しては指摘する必要はありません。お子さんが、誰かに読ませる文章を書くということが意識できれば、まずはそれでOKなのです。

いずれにせよ、沢山の本を読むこと、本を好きになることです。お子さんの読書量が、作文の語彙力と構成力を強化してくれるでしょう。

作文力をつけるのに小学校3年生が適している理由

小学校低学年で文章を上手に書ける子はなかなかいません。

まだ、文字に慣れていなく、文章をスラスラと読んで理解することは難しいことが殆どです。万が一読めたとしても、それほど語彙力がないため、どう書きはじめてよいのかわからない、たとえ感情を自分の知っている言葉に置き換えても、なかなか表現というところまではいかないのが本音でしょう。

しかし、小学校低学年の頃から、少しずつ絵本から児童書へと読む本が変わっていき、文字の楽しさ、本の面白さに気付き始めていれば、小学校3年生くらいになってきた時に、自分の知っている言葉の中から、文章を作り出していくことが可能になります。

自分の思っている事を少しずつ上手に伝えられるようになるのが、小学校3年生のこの時期と言えます。

学校から帰ってきて、小学校であった出来事を自分の感情とともに上手に伝えることができるようにもなります。そういった経験が、作文に生かされてきます。

作文には、やはり自分の気持ちとともに、自分の経験を入れることも大切です。

親と話したことが、更に子供の感情を膨らませたり、変えたりすることもあるでしょう。

子供が上手く大人に伝えられなかったとしても、それを否定などせず、子供との対話を言葉を上手に表現しながら楽しむというのが、親にとって、子供の作文力をつけるのには必要になってくるのです。

作文の苦手意識を克服するためには、作文力をつけるべし

実際、作文に苦手意識がある子供は多いと思います。大人だって同じです。

特に、大人である私達はおおかたは、作文の書き方など教わったこともなく、子供時代を過ごしてきたのではないでしょうか。

そんな大人が、子供に作文など到底教えられるはずもありません。

最近では作文力を身につける子供用の本もたくさん出版されています。

そういった本を、子供に与えるという方法も良いとは思いますが、本がなくても、ご家庭でできる方法で、作文の苦手意識を克服することも可能です。是非、作文が苦手なお子さんには親子で取り組んでほしいと思います。

書きたいことを絞る
まずは、何を書くかです。何をかいて良いのか分からないのであれば、何をかいてよいのは何故なのか、というテーマでもよいでしょう。

とにかく、書きたいことを一つに絞ること。今伝えたいことは何なのかを絞り出してください。書きたいことが2つあったとしてもです。2つあれば、それだけまとまりのない作文になってしまいます。絶対に1つに絞ってください。

ストーリー仕立てにするか、説明と捉えるか
書きたい作文をドラマチックにしたいのであれば、まるで物語を書くかのようにストーリー仕立てにするとよいでしょう。主人公を決め、その感情の動きがわかる物語、これが作文になります。

若しくは、説明して、それに対しての結論と自分の感情をまとめる、これも作文を書くには理想的な方法になります。

書きたいことを絞る、書き方を考える、この2つは作文を書くための下準備になります。作文力をつけるためには、まずは下準備を念入りに行うことが大切なのです。

作文力をつけるには親の手伝いも必要。スムーズに作文を書けるようになる秘訣

どうしても作文が苦手というお子さんには、はじめのうちは親の手伝いが必要かもしれません。

なぜなら、自分の作文が何がダメなのか、なぜ大変なのかがわからないからです。
どの様にかいて良いのかもわからないなければ、書き出すこともできないからです。

ノートやメモを使って、子供に何を書きたいのか、テーマを決めてもらいメモをさせましょう。

次に、ストーリー仕立てにするか、説明仕立てにするか決めます。テーマに対しての出来事をざっくりとまとめましょう。これもノートに書きます。

それに対して、どう感情が動いたのか、自分ならどうするかなど、思いつくままにたくさん書き出しましょう。

コレができたら、ここから作文を書き始めます。

はじめは上手く書けないこともあるでしょう。長くなりすぎたり、短かったりすることもあると思います。

一緒に読んでみて、気付きを親子で話し合いましょう。構成的に文章の入れ替えが必要なら、入れ替えしても構いません。親が文章にダメ出しをするのではなく、一緒に構成を考えていくことで、ストーリーが見えてきたり、読みやすくなったり、感情が伝わりやすくなることもあります。

伝わる文章をかけるようになるには、語彙力とともに、伝える文章の構成力を考える必要があります。

まずは、親子で何度も練習することです。良い文章がかけるようになれば、何れ一人で、自分の力でかけるようになります。

作文力をつけるには、親子での努力が必要なのです。

ちなみに、タイトルは最初ではなく、最後につけましょう。作文が完成したらもう一度じっくり読み直し、ビビッときた適切なタイトルをつけましょう。タイトルはとても重要です。意味があり、人を引きつけるようなタイトルがつけられれば完璧です。

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