国語の苦手をなんとか克服させたい。お子さんに対してそう思っている親御さんは多いでしょう。一方、国語が得意という人もいるのは事実。一体どこで差が出来るのでしょうか。
国語は、苦手な子と得意なこの差が大きく出る教科です。そしてそれは、小学校１年生でもはっきりと表れることがあります。
国語の苦手は、全ての教科に関わってくる重要な問題。出来れば、子供が低学年の内に親子の関わりの中でうまく克服して国語力を伸ばしていきたいものです。
もう低学年は過ぎてしまったというお子さんでも大丈夫。一緒にどうしたら克服出来るかを見ていきましょう。
国語が苦手な子供の特徴を知ることが国語を克服させる近道
あなたのお子さんは、どんなお子さんですか。いい子とかそういうことではありません。国語において重要な特徴を知ることで、国語が苦手かどうかを判断することができます。
例えば、普段の生活の中で、親御さんが聞いた質問に上手く答えることが出来なかったり、学校での出来事を聞いたときに、どのように楽しかったのか、なぜ悲しかったのか、上手く表現出来ることできない子がいるはずです。
上手く表現できない子は、国語が苦手と言えるでしょう。
表現するには、言葉をどれだけ知っているか、道筋をたてて説明できるか、話したい順などを道筋を立てて伝えることができるか、そういった力が必要になります。
そういった事を、克服していかなければ、国語の苦手の克服は難しいかもしれません。
国語が苦手なら親と子の関わりを克服することも大切
子供がテレビやゲームの虜になっていて、親と話したがらないということはありませんか。
もしくは、あなたが働きに出ていて、疲れて帰ってきたら、お子さんとだけじゃなく誰とも話したくない、家事をするのに精一杯なんてことはありませんか。
ですが親と子の会話は、実はとても大切なのです。
子供は親子の会話の中で、自然と伝える力を学んでいきます。
そして耳から、聞く力も学んでいきます。そ聞いて考える、そしてまた伝えるという循環の中で、国語の力が身につき、自然と苦手が克服されていくのです。
学校で友達とたくさん遊んで、話しているから大丈夫なんて思わないでください。
子供同士の会話では、相手からの言葉は自分の話し言葉と変わないのです。。
大人と話すということは、ボキャブラリーを増やし、正しい表現や使い方を知るという大きな力になります。
また、大人がスマートフォンばかり見ている環境では、子供もスマートフォンやゲーム、テレビにばかり夢中になり、文字を読むという習慣がなくなってしまいます。
あなたが本を読んだり、新聞を読んだりしていなければ、子供も本や新聞を読むなんてことは殆どないでしょう。活字に触れる機会は大人のあなたから発信していくべきです。
国語が苦手な子供には克服できる家庭での生活
大人と話していると、ただ頷いて、分かったふりをしているお子さんも少なくないでしょう。実は、子供には分からない言葉もたくさんあるという事を理解してください。
もし、分からない言葉を親が発した際に、「それってどういう意味？」「〇〇って意味かな？」などと自分で聞いてくるようなお子さんであれば、言葉の意味を深く理解しようとしているため、ボキャブラリーも増えていくでしょう。
しかし、自分で分からないという事をいい出しにくいお子さんもいるはずです。
そこで、親と一緒に確認です。辞書を持ってきて「いためる」という言葉を引かせました。子供が思っていた焼くというイメージと違ったのは、油を使うことと、かき混ぜることでした。ですが、ほぼ、焼くというイメージとは近かったそうです。
イメージと近いか近くないかは、本来はどうでも良いのです。しっかりと確認することで、自分なりのイメージを作ることができれば、イメージと言葉が結びつき覚えていくことが出来るのです。
辞書を引いたら、是非付箋紙をつけていってください。付箋紙がたくさん辞書につけば、それだけ覚えた言葉がたくさんあるというお子さんの自身にも繋がります。
文章の読み方次第で国語の苦手は克服できる
低学年でひらがなを習ったばかりの子に音読させると、一文字ずつ、文字を丁寧に読んでいる子供を良く見かけます。
要するにスラスラと読めていないのです。
スラスラと読めなければ、ひらがなを読めたとしても、文章を読めたということにはならないでしょうし、その文章の意味も頭に入ってきません。
スラスラと読めてきたとしても、必死で文字を追っているようでは、どんな中身の本だったのか結局分からずじまいでしょう。
まずは、文章を意識させること。スラスラと読んで、意味が分かるようになるまで練習させてください。
また、本などを読んでいて言葉の意味が分からないときもあるかもしれません。なんとなく曖昧なまま読み進めても、だいたい文章のストーリーは分かることが多々あります。
しかし、その分からない言葉を、曖昧なイメージのままにしておくと、後々大変になります。
暗記では解決しない。国語の苦手を克服すれば、あらゆる場面で役立つ
国語というのは、丸暗記では太刀打ちできない教科です。
そして時間をかけて勉強すればいいというわけでもない教科です。
文章を読み解き、把握する力、それが大切になります。要するにそれさえ克服すれば、国語の苦手から解放されるというわけです。そのための練習をする必要があります。
