子どもの勉強法がわからないとお嘆きのあなた。そもそも、どういったところに悩みを抱えているのでしょうか。
勉強しても成績が上がらない、勉強に対して投げやりな態度、勉強をする気配さえない、そういったところかもしれませんね。
「勉強をしなさい!」と何度、子どもに叫んだことでしょう。もう、口が酸っぱくなるほど言い過ぎたあなた。
何故子どもの勉強が上手く行かないのか。それは子どもの勉強法がわからないのでなく、あなたの子どもにあった勉強法がわからないからかもしれません。
その子にあった勉強法を見つけてください。あなたの気付きが、子どものやる気に繋がります。
子どもの勉強法がわからないからではない。成績が伸びないのは、その子にあっている勉強法を見つけていないから
子どもの性格がそれぞれであるように、子供の勉強法もそれぞれです。
世間的に良いと言われている子どもの勉強法を試してみても、いまいち成績が伸び悩むのは、その子にその勉強法が合っていないから。
子どもは、誰しも同じ型に当てはまる様な性格であればよいのですが、そうとは限りません。
まずはあなたのお子さんが一体、どんな性格で、勉強に対してどういう態度で向き合っているのかを確認してみましょう。
基本的に、好奇心旺盛な子で自分で物事を解決しようとする子は、勉強が出来る子どもと言えます。わからないことをすぐに親にたずねてきたりするのではなく、自分で本や辞書で調べるので、成績が良いと言えるでしょう。
親にたずねてくるならまだしも、分からない事があってもどうにかなると楽観的すぎる子どもは、のびのびとして良い性格のように思われますが、勉強の面からみると、成績はなかなか伸びない子どもと言えます。
また、頑固な子よりも素直な子のほうが成績が伸びます。ですが、性格はそう簡単に変えることは出来ません。
楽観的過ぎたり、親にすぐにたずねてくるような子どもに対しては、自分で調べるように促すといういうのも、勉強法としてはオススメの方法です。
頑固な子は、間違えた勉強法であっても自分のやり方を貫こうとします。なかなか親の言うことは聞いてくれないかもしれませんが、継続して、粘り強く、正しい勉強法を親の方からアプローチしていくしかありません。喧嘩にならない程度に、助言するような感じで、優しく諭しましょう。
子どもの勉強法として有効な、ほんのちょっとの予習と復習
授業やテストが苦手にならない為に、やっておいてほしい子どもの勉強法はたった一つ。
そして、忘れてはいけないのが復習です。復習することで、頭の中に記憶として残っていきます。
テストの前だけに、一気に復習するよりも、ぐんと定着率は高いのです。テストだからと言って焦る必要もなくなります。
毎日のたった10分程度の積み重ねですが、継続すれば、1週間で70分、1ヶ月で5時間程度も予習復習出来ていることになります。
そもそも勉強の出来ない子は、気持ちの切り替えがはやい子どもが多いのです。たった10分で成績が伸びれば、俄然やる気も出るでしょうし、もし、伸び悩んでしまった時期でも、たった10分頑張ればいいのだから、次に繋げようと楽天的に頑張ることができます。
一方、成績がもともと良い子が、思わしくないテスト結果だった場合、落ち込み方も激しく、もうこれ以上頑張ることができないとふさぎ込むこともあるかもしれません。
どんな結果だったとしても、勉強が得意、不得意に関わらず、予習復習は絶対に大切と信じて継続することが必要なのです。
のびのび育てる子供の勉強法は、実は間違いがいっぱい
しかし、のびのびは、勉強をしないということではありません。子どもに注意をしないということが、本当にのびのびでしょうか。のびのびは、子どもに無限の自由を与えるとは違うと私は思います。本当に必要なことは何なのか、これから勉強をしないとどうなって行くのか、そのことは子どもにしっかりと教えるべきです。
勉強なんて必要な時にすれば良い、子どものやりたいようにやらせれば良い、そう思っていてはいつまでたっても子どもは勉強なんてしません。成績だって伸びるません。
もし、将来、スポーツ選手に成りたいと子どもが言っていたとしましょう。スポーツだけやれば良い、そう考える人もいるかもしれませんが、そのスポーツで勝ちたいと思うのではあれば、どういった方法で相手に勝つプレーが出来るかということを考えていかなければなりません。
考えるという点で、勉強というのは、必ず将来に結びついてきます。商売を成功させる、伝統を守りながら正確に新しいことをやり遂げる、発想という点でも、勉強は必要になります。
学校の勉強がつまらない、そう思わせないためにも、親のあなたがそばにいて子どもの勉強法をしっかりと見つけてあげるべきです。
やりたくない、そんな事を言わせてはならないのです。叱るときにはしっかりと叱る、のびのびは時々で十分です。
子どもの勉強法を一歩間違えば、勉強ができない子になってしまう訳
遊び時間を削っても、我が家は子どもに勉強に力をさせているというご家庭もあるかもしれません。
子どもの勉強法として、一日長時間の勉強を取り入れているという場合、あなたのお子さんは思ったより成績が伸びないでいるのではありませんか。
子どもの集中力の持続時間は、小学生の場合、学年プラス10分と言われています。
それ以上、勉強をさせてた場合、子どもによっては集中力が限界を迎え、勉強が頭にまったく入らず、イヤイヤ勉強をすることになり、終いには勉強嫌いになってしまう可能性も否定できません。
勉強時間が長いにも関わらず、成績がそれほど伸びていなければ、勉強ができない子ということになり、親もよりもっと長い時間勉強をさせてしまうという悪循環に陥りがちです。
勉強力をつけさせようと、塾などに通いすぎるなど、詰め込み学習をするのも良くはありません。
一歩間違えると、本当に勉強が出来ない子になってしまいます。
オススメは、まずは基礎をしっかりと勉強させること。毎日の生活は、休みの日であったとしても規則正しくあること。
できれば、ちょっぴりで良いので早起きして朝学習する習慣をというのを取り入れてみてください。
勉強する際には、目標をたて一週間でどこまで勉強するのかを決めて学習しましょう。目標が達成できたら、必ず親が褒めてあげましょう。それだけで、子どもは十分に伸びていきます。
子供の特徴を知り、その子にあった子どもの勉強法を見つける
是非、行ってほしいのが子どもと一緒に勉強をすることです。
そうすることで、自分の子どもがどんなところが得意で、どんな事が苦手なのかがハッキリ見えてきます。そこでやっと、自分の子どもにあった子どもの勉強法を見つけていくことができるのです。
例えば、算数の文章問題があったとしましょう。しっかりと声に出して問題を読むことができるでしょうか。
読むことにつまずいたり、スラスラ読めない場合は、文字に弱い可能性があります。読めたとしても、意味が分からないというのであれば、理解力が不足しているかもしれません。
文字が苦手な場合は、何度も声にだして読む練習をすること。どういった意味なのかを一緒に要約してみること。親は決して出来ないと思わず、気を長くしてしっかりと子どもと伴に理解を深めていくという勉強法を取り入れるところからはじめてみましょう。
暗記や覚えることが苦手というお子さんもいるともいます。せっかく覚えたはずなのに、次の日にはすっかりと忘れているというのであれば、何度も忘れないように同じ問題に取り組む必要があります。
子どもが出来ないからと言って、親が先回りして手助けしてしまうと、ますます勉強が出来ない子どもになってしまいます。
ですから、自分の子どもは何が苦手で、どういったことに取り組めばよいのか、それを一緒に考え行うことこそが、子どもの勉強法として、賢明と言えるのです。