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【小学校一年生の通知表】見方が分からないと悩む親が多い事実

小学校一年生の初めての通知表。見てびっくり。思っていたのと違うなんて感じる親御さんもいるのではないでしょうか。

通知表は学校によって違ったりしますが、昔の5段階と随分変わっていていることに気付きます。

2段階や3段階評価になっていて、とりあえず全部良くできるに○がついている子供。100点を多くとったはずなのに、いまいち良い評価ではないとがっかりする親。

一体どういう基準でつけているのと疑問に思う親御さんも少なくありません。
でも、先生が適当につけている訳ではないのです。

通知表を受け取ってきたら、しっかりと内容を読み解き、親はどの様な事を意識して子供と接すればよいのかを考える良い機会でもあります。

悩む必要はありません。たくさん褒めて、子供を伸ばしてあげることを意識してください。

小学校一年生の通知表は、内容から評価の狙いを読み解くべし

小学校一年生で初めて受け取る通知表。

そもそも、通知表って何の為にあるのでしょうか。成績の良し悪しで親が一喜一憂するためのものではないという事を理解するべきです。

もちろん、子供の生活を親にお知らせするものでもありますが、どういった生活をしているか、それを伝えるものでもあります。

その事を伝えることで、より子供がもっと努力するかを目的としているのが通知表なのです。

ちなみに私の子供の学校では、一年生の通知表を見ると、

  • 学習の様子
  • 行動の様子
  • 出席の様子
  • 所見
  • 特別活動の記録
  • 特別の教科道徳

という記載欄がありました。

上記の4つは、たいていの学校では似たようなところではないかと思います。

うち上記の2つでは

  • よくできる
  • できる
  • もう少し(がんばろう)

という3つの評価に分かれていました。これが小学校一年生の通知表の内容です。

先生は通知表をつけるときに、どの評価にすれば、子供がもっと努力してくれるか、頑張ることができるかをすごく意思しているそうです。成績が良くても努力の成果が見られない、勉強に対してなめてかかっているとなれば低評価にすることもあるでしょうし、頑張っている事を伝えてもと努力させてあげようと思うのであれば高評価をすることもあるそうです。
子供がどう捉え、どう頑張っていけるかを意識して通知表の成績つけているのです。親の一喜一憂のための評価ではないという事を忘れないでいたいものです。

小学校一年生は出来てあたりまえ。通知表の評価は担任による

先生だって人間です。厳しく評価をつける先生もいれば、甘い評価の先生もいます。でも、親としてはいつもテストの成績が良ければ、全て「よくできる」になっていて当然だと思ってしまいますよね。通知表を見てびっくり。
「よくできる」ばかりではない自分の子供の成績に、ちょっと小学校一年生にしては厳しすぎるのではないかと、先生にクレームの一つでもつけたくなってしまう気持ちもわかります。ですが、ちょっと考えてみてください。

小学校一年生の勉強ってそれほど難しくはないはずです。しっかりと授業を聞いて、家で宿題をやって、勉強を普通に行っていれば、100点が取れて当たり前なのです。習ったところなのですから、それほど応用的な問題が出ないかぎり解けて当たり前なはずです。

忘れ物が多かったり、授業中におしゃべりが多かったり、手をあげて発言することが少なかったり、もじもじしてしまったり、上手に文章に書くことができなかったり。

あと一歩の所で「よくできる」ではなかったのかもしれれません。

しかし、100点を常にとっているのであれば、一生懸命復習し、授業を理解していたことは確かです。

「できる」という評価だったとしても、「よくできる」寄りの「できる」だったということを認識しましょう。

小学校一年生の通知表で見るべきところはダメなところがあるかないか

小学校一年生の通知表で「もう少し」のところに○がついてしまったお子さんを、どうしてできなかったのか、どうしてこの評価なのかと責めたくなることもあるでしょう。親としては、ショックなのは確かです。しかし、一年生で「もう少し」のところにつくということは、先生がよっぽど頑張って欲しいと思っているということに違いないのです。しっかりと理解して欲しい、家でも対策をして欲しい、そういう願いが込められています。

「もう少し」のところに○がなかったとしても「よくできる」よりも「できる」であったことに、疑問を感じる親御さんもいるかもしれません。

先程も言いましたが、一年生はテストの成績だけでは「よくできる」はつけられないということです。

授業への様子取り組み、活動、ノート、そういったこともふまえての「よくできる」の評価なのです。

大切なのは、「もう少し」のところに○があるかないかです。「もう少し」のところに○がないなら大丈夫。

「よくできる」は特別に頑張っているのだと、そこを見て褒めてあげてほしいのです。

きれいにノートをとって、素早く計算ができ、人の意見を聞きつつ積極的に発言する。それが際立って出来ている評価が「よく出来る」ということです。

もし「よくできる」の評価をもっと求めるのであれば、お子さんと一緒に、授業ではどのようにしていったら良いのか、話しあうことも必要かもしれません。

小学校一年生の通知表は行動の様子や所見にも注目

小学校一年生の通知表で注目したいのが、成績よりも「行動の様子」や「所見」です。

行動の様子は生活面での評価です。

行動の様子は全部に「よくできる」と評価されることは殆どありません。
よくできていないの?と心配する親御さんの気持ちも分かりますが、そうではないので安心しましょう。とても良くできている、素晴らしいと感じたものにだけ「よくできる」の評価がつきます。

そして、特に気にして見たいところが所見欄です。先生は一人ひとりに対して、所見を書かなければなりません。ですから、一人ひとりのあなたのお子さんだけに対しての評価はここが主だと言えるでしょう。

所見には、良いことを書く先生が殆どです。これを読むことであなたのお子さんはどういうところを学校で頑張っているのかを、親御さんに伝えたいからです。もっと頑張っていって欲しい、やる気を出してこれからも進んで欲しいという気持ちを込めて先生は書いている事が多いのです。

小学校という集団での生活。あなたのお子さんがどのように毎日を過ごしているのか、親の見えない世界で如何に頑張っているのか、通知表のすべての欄を通して読み取ることが実は一番大切な事なのです。

小学校一年生の通知表は良い結果の部分に親が気付いてあげること

小学校一年生の通知表を開いて、悪いところを探そうとするのはやめましょう。

良いところがあるのであれば、是非、その事を一緒に話し合い、褒めてあげてほしいのです。もし、悪い部分があるのであれば、何が悪かったのか、お子さんと一緒に確認するべきです。

普通=悪いということではありません。その事を、頭に入れて通知表の全体を見てください。

「よくできる」が多ければ、それだけお子さんも保護者であるあなたも、努力した成果でしょう。

結果だけを見て、良い成績だったからということで親子伴に満足してしまうと、子供は今度、とにかくどんな手段を使っても良い成績であればいいのだという考えをしてしまう可能性もあります。例えば、親が成績に対して褒美をあげた場合、とにかく褒美をもらうことだけに集中し、子供は何の為に学校で頑張るべきなのか、本来の学びの目的を失ってしまうことも考えられるのです。

学校生活では、たくさんの事を教わります。集団で生活し、勉強で新しいものに触れ学び、心を育てていくのです。

その事にしっかりと気付くべきです。小学校一年生が通知表をもらってきた段階で、それができる親は、きっとこの先お子さんの成績はどんどん伸びていくことでしょう。

良い成績かどうか、そういう結果だけで判断しないことです。
どうして、その結果になったのか、その過程を考えると家でのお子さんとの関わり方も見えてくるはずです。良い学びとはそういうものなのです。通知表としっかりと向き合い、良かった点はたくさん褒めてあげましょう。

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