小学生成績悪いのは、勉強が苦手だから。そんなことは分かっていても、どうにか成績を伸ばしてあげたいと思うのが親心です。
低学年のうちなら、なんとかなるかもしれません。まだまだこの先のことはわからないのですから。
もし、お子さんが高学年やすでに中学生になっていても、自分に気づきを与えることで、伸びる可能性はまだまだあります。
そもそも、お子さんの小学生成績が悪いのには、それなりに理由があります。その理由さえ分かればある程度は親の力で改善することができるかもしれません。
子供のちょっとした行動や生活習慣であれば、親のあなたが気付いてあげて、なんとかしてあげることができるはずです。
あなたの出番です。出来ることから実行してみましょう。
小学生成績悪いのが低学年なら、家庭でのサポートが大切
あなたのお子さんがまだ低学年の場合、小学生成績悪いのは、家庭でのサポートで何とかなります。
参観日などに行った際、お子さんの授業の様子をよく観察してみましょう。
- 落ち着いて授業を受けていますか?
- 先生の話に集中していますか?
- ノートをとるのに時間がかかりすぎてはいませんか?
これらが出来ていないと、時間を意識したり落ち着いて学習に取り組めない為、テストも最後まで解けないとか、文字を間違えたり抜けていたりすることもあるかもしれません。
そうなると、どうしても成績が悪くなってしまいます。
まずは、上記の事を改善するために、家でも集中して勉強する練習をしてみましょう。
テレビやゲームの事が気になって、家で勉強しても、落ち着きがない、若しくはダラダラしてしまう様では、学校でも同じ状況なはずです。
ストップウォッチまたはキッチンタイマーなどを使って、まずは5分だけ集中する練習をしてみてください。
たった5分と思うかもしれませんが、落ち着きのない子にはこの5分がとても有効です。
長時間を集中させるのは難しいですし、5分くらいなら出来るかもと思わせることが重要になります。また時間を決めることで、ゲーム感覚で勉強に取り組むことが出来るでしょう。
小学生成績悪いのが高学年の場合、まずは生活習慣を改善を心がける
小学生成績悪いのが高学年の場合、生活リズムの乱れが原因の可能性は多々あります。
もう、高学年にもなると、親に反抗するので、ちょっと注意したところでは言うことを聞きません。
- 夜遅くまでテレビを見たりゲームをしたりしていませんか?
- なかなか布団から出られないでいませんか?
- 朝ごはんを食べないで学校に行っていませんか?
- 学校に遅れたり、人を待たせたりしていませんか?
- 時間通りに行動するのが難しくありませんか?
こういう子供は、成績が良くない傾向にあります。
そもそも、早く寝なさいとか、早く準備しなさいと注意したところで、毎日のことなので子供も高学年ともなれば聞き流すということにもなれてきます。
ではどうすれば、それができるようになるのか。
親のあなたが見本を見せるしかありません。
親である大人が改善すれば、必然的に子供の行動も必ず変わります。
あなたから、変わらなくては。
そして、どうして時間を大切にしなければならないのか、しっかりと子どもに伝えましょう。注意するのではなく、伝えることで、お子さんの生活習慣は改善されていきます。
小学生成績悪いなら、気付きを与えるのも重要
勉強を頑張っているのに、いまいち小学生成績悪いのであれば、それは勉強方法が間違えているかもしれません。
せっかく勉強しても成績が悪いせいで、自信を失い、終いには勉強嫌いになって何もしなくなってしまいます。
- 同じことをひたすら繰り返しノートに書いていませんか?
- ノートをきれいに取ろうとしていませんか?
この2つの事を決して悪いと言っているわけではありません。
しかし、覚えていることや無意味なことを何度も繰り返しノートに書くことで、ノートがびっちりと埋まり、勉強した気になっていることも考えられます。
ノートに書くという本来の目的を忘れているのです。ノートに書くのは覚えるためです。覚えているものは、それほど何度も反復練習する必要はありませんし、覚えていないものも、覚えたら、それ以上は書く必要はありません。
何度も書くことで覚えようとしているのであれば、次のテストでの目標点を決めて取り組んだり、ここまでを完璧にするという、自分での目標を定めることです。
また、目標を自分で定めるのが難しいようであれば、親がご褒美を与えるというのもありだと思います。しかし、与え続けてはいけません。勉強が出来る楽しさを実感したあとは、与える必要はありません。
勉強をするのは何のためか、そのやり方は間違えていないか、覚えるための工夫をしているかという気付きを与えるのが、親の重要な役目なのです。
小学生成績悪い子どもに対して親のあなたが出来ること
小学生成績悪い子は、勉強がそもそも嫌いです。それにも関わらず、なんとか成績をアップさせようと、親が無理やり勉強させることで、ますます勉強が嫌いになってしまうのです。そんな負のスパイラルの中にいるのですから、どう考えても勉強なんて好きになるはずなどありません。
では、親が何をすれば子どもは勉強するようになるのでしょうか。
- 勉強がなぜ必要なのかを伝える
- 家族で勉強しやすい環境をつくる
- 成績が悪くても、決して怒らない
- なぜ、勉強が分からないのか、間違えた理由を一緒に考える
- できたら大げさに褒める
- 口出しせず、勉強に付き合う
- 外などで思いっきり遊ばせる
子どもは所詮勉強などしなくても大人になれると思っています。確かに歳を取れば大人にはなれるでしょう。しかし、その課程で必ず勉強が役立つ時が出てきます。何故、勉強が必要なのか、今勉強をしなければならないのかを、大人のあなたから経験を踏まえ説明してあげてください。少しでも子どもに、感じ取って貰えれば、それで構いません。
また、家族で勉強をしやすい環境を作ってあげることも重要になります。
騒がしかったり、大人だけがダラダラしていたり、そんな家の中で勉強することは不可能です。あからさまでないにしろ、ちょっとした気遣いは絶対に必要になります。
分かったときには、精一杯褒めてあげてください。成績が上がったときもそうです。
子どもは褒められれば、自然と勉強へのモチベーションがアップします。
外で思いっきり遊ばせるのも有効です。帰ってきたらさあ勉強するかという気持ちに切り替えることができます。ストレスがなくなり、勉強が捗るかもしれません。
また、子どもが勉強するときはそっと側にいてあげましょう。
小学生成績悪いままでは、大変なことになる。今こそ立ち上がろう
小学生成績悪いまま中学生になれば、授業についていくのが難しく、成績は悪いままになってしまうでしょう。
中学生の勉強は益々難しいのは勿論のこと、内容も濃いものになってきます。
授業の進む速さもアップします。小学生の内容から理解するために復習しなければならないとなれば、追いつくことも簡単ではありません。
そうなってしまうと、勉強せずについつい遊びたくなってしまいます。取り返しのつかないことになってしまうのは時間の問題です。