砂場遊びの効果がすごい事を知っていますか?砂場遊びは実は遊びの中でも最強と言われています。それはなぜか。
子供の成長や発達に効果的なだけでなく、子供が持っている能力、養うべき能力を育ててくれるのです。
社会性や集中力も身につき、免疫力も上がるとか。
そんないいこと尽くめの砂場遊びを、汚いからとか汚れるからとかいう理由で懸念するのはやめませんか?
ぜひ、お子さんと一緒に、ママも砂遊びを楽しんでしまいましょう。
砂場遊びは脳の発達に効果
一人で、スコップやバケツを使って遊んだり、外で遊べる車や電車を持っていってトンネルを作ってくぐらせたり、時にはママと砂で大作を作るのも楽しいでしょう。知らないお友達とも仲良くなれる機会を作ってくれるのも、また砂場遊びなのかもしれません。
実は砂場遊びは子供の脳の発達に効果的だと言われています。
砂場の砂はもともと形のあるものではありません。水分がなければ、サラサラとしていて形をつくることも不可能です。
水分があれば形をつくることもできますが、それ以上の水を加えると、ドロドロになってしまうのもまた砂の特徴。そんな砂を使って遊び方を考えるのは、子供にとってとても楽しいことに違い有りません。
気温が高い日は、砂も温かくなったり、砂を触れる手から温度を感じることもできます。
サラサラ、ドロドロ、そういったことを感じながら指先の感覚を使って線を書いたり、強く押して固めてみたり。
砂場遊びの効果は他にもある
砂場遊びは脳の発達に良いだけでなく、他の効果も期待できます。
体のバランス感覚を養う
砂場は決して平らではありません。そういう足場の悪いところで座ったり立ち上がったり、歩いて砂を運んだり、時には大きなトンネルをほったり、様々な面からも体のバランスを取ることができるようになるのです。砂の上なので、転んでも怪我をしにくいというメリットも。小さいお子さんでも安心して遊ばせることができるのが砂場遊びなのです。
助け合ったり譲りあったりする心が育つ
お友達と一緒に砂場遊びをすることもあると思います。一緒に何か作ったりすることもあるはずです。
砂場あそびの道具を、貸してあげたり借りたりしていうなかで、もしかしたらうまく行かない時があるかもしれません。時には喧嘩したり、泣いたりしてしまうことも。
そういう体験の中で、一緒に上手に遊ぶには、謝ったりしなければならないこともあるでしょう。一緒に協力して砂で何かを作ることもあるかもしれません。そういった経験を通して、人とのコミュニケーションの取り方が身についていくのです。
集中力がアップする
砂というもろい存在の物を使って形作っていくのはなかなか難しいことです。うまく作ろうとするのであれば、より真剣に集中して作業しなければなりません。壊さなように積み上げるために微妙な加減を考えながら作業するには、かなりの集中力が必要になります。
環境に順応する力を養う
砂場遊びをしていて、砂を掘り返しているうちに勢い余って、自分の顔にバシャっと砂がかかってしまう子供。目に入ったらとてつもなく痛いですよね。
でも、もうやりたくないということにはなかなかならないはずです。砂場遊びはとても楽しいものですから、次に掘り返すときには、そいういう事にならないように気をつけて掘り返すはずです。そうやって考え、環境に順応していける力が育つのです。
創造性を育てる
泥団子を作って、お皿にみたてた葉っぱの上にのせて、「おにぎりどうぞ」などとごっこ遊びをしている子供を良く見かけます。また、山を作って、怪獣が来たといって思いっきり壊す男の子もいるでしょう。
形のないものから、形をつくり、更に発展させた遊びを考えるという創造性を育てることもできます。
砂場遊びがもたらす不思議な効果
ですが、そういう汚いということばかりを気にして砂場遊びをしないというのはどうかと思います。汚いことを避けて遊んできた子供はアレルギーになりやすいとか。綺麗すぎる環境というのも良くないようです。
園などの砂場は、動物が侵入しないようにシートを掛けているところもあります。
どんなに綺麗にみえる砂場でも何らかのウイルスや細菌はいるはずです。しかし、そういったウイルスや細菌に、砂場遊びを通して触れることで、免疫の能力も強くなっていき、様々なウイルスや細菌に感染しにくくなるそうです。
砂場遊びは決して悪い訳ではありません。免疫力を強くするという効果も期待できるのですから、是非積極的に取り入れたい遊びの一つです。
砂場遊びが終わったら、手洗いをしっかりと行い、絶対に砂がついたまま、口に手をもっていかないようにだけ注意してくださいね。
思ってもいなかった不思議な効果。是非、小さいうちに砂場遊びをたくさんしておきたいですね。
砂場遊びをより効果的に楽しむ方法
砂場遊びをすれば汚れるのは当然です。お洗濯が大変、子供を汚れさせたくない、そういう親御さんは、是非、上手に対策を練って、より効果的に砂場遊びを楽しんでもらいたいとおもいます。
- 遊ばせる前の親の砂場の点検は大切
砂場の中にゴミ、煙草の吸殻、糞などが落ちていることに、子供を遊ばせてから気付いては遅いのです。是非遊ばせる前に、まずはあなたが砂場を点検するところからはじめてください。 - 砂場遊びは1歳から。できれば3歳までにデビューしよう
砂場遊びは、1歳前からもちろんできますが、まだこの頃はすぐに何でも口に入れてしまいます。できれば1歳を過ぎたあたりで、口に物を入れなくなってきてから、砂場遊びのデビューをするのが良いと思います。急に脳が発達する3歳ころまでに始めるというのが良いかもしれません。 - 汚れてもOKな服で、自由に遊ばせましょう
汚くなることを気にしていては子供はのびのびと遊べません。より自由に遊ばせるためには、汚くなってもいいものを着用させましょう。
- 子供から目をはなさない
間違えて砂などを口に入れてしまわないように、必ず親が見ていることが必要です。お友達が来て、道具の取り合いなど、喧嘩になってしまうことも考えられます。砂が目に入ってしまい痛がるということもあるかもしれません。そういう時にこそ、すぐに対処してあげられるように、必ず親がついるべきです。 - 家にある道具を持ち込もう
砂場用の専用のおもちゃや道具を使って遊んでも良いのですが、是非、家にあるものを使って遊んでみませんか。ペットボトル、食べ終わったプリンカップ、コンビニでもらい使わなかったスプーンやフォークなど、そういう物を持っていって遊ぶと、創造性が膨らんで楽しく遊ぶこともできますよ。
砂場遊びの効果を最大限に高める声掛け
せっかく色々な可能性が膨らもうとしているこの時期に、その膨らみを止めてしまうことになります。