子供の家庭学習に悩んでいるご家庭も多いと思います。塾に入れようか、学習支援アプリやオンライン教材に頼ろうか、はたまた、自分がやる気がでるまで見守ったほうが良いのか、悩みどころですよね。
たしかに休みが続くと、子供の勉強スイッチが入らず、家庭学習どころか、だらだらとして何もしない、そんな状態では、やはり親もイライラしてしまいます。
そんな今こそ、親子で子供の家庭学習を考える時です。
楽しく勉強習慣が身に付けば、集中力も高まり、子供の学力も伸びていきます。将来的に自分の力で生きていける子に育つのです。
賢い親はやっています。子供が自分で集中して勉強するための「家庭学習習慣」を作る方法を。
あなたも、そしてあなたのお子さんも、きっと出来るはずです。
子供に家庭学習をさせるなら、スケジュールを決めること
学校が休みになり、家で子供と一緒に過ごす時間が増えてきたら、気になるのが子供の家庭学習だと思います。そうでなくとも、普段から子供の家庭学習が気になっているという親御さんも多いのではないでしょうか。
子供の家庭学習のスイッチがなかなか入らない、ダラダラ過ごしている子供の姿を見てはイライラ。そんなときこそ、是非、家族でスケジュールを決めてみてほしいのです。
お子さんに自分で時間割を作らせるというのも良いでしょう。時間割は、あえてざっくりとで構いません。
午前中は問題集をやって本を読む時間、午後は自由という形でもOK。
スケジュールを決めることで、休みの日でもいつもどおりの時間に起きることができるようになったり、規則正しく生活できるようになります。
ダラダラしていると体調にも良くありません。
子供の家庭学習に予習を加えてみよう
今までは、子供の家庭学習は復習重視と言われてきました。ですが、学校が休みの時こそ、是非、予習を子供の家庭学習に加えてもらいたいのです。
確かに、家庭学習と言えば、復習ばかりについ目が行きがちです。しかし、予習をすることで、自分で勉強をするという習慣に切り替わります。
予習は、復習よりも大変なのです。予習を頑張ろうとするともちろん時間もかかるでしょうし、何しろそれだけの労力も必要になります。
授業でわからない所が出てきた時に、分からないところさえ分からないという事もあるでしょう。でも、予習をしていれば、何が分からないかが見えてきます。授業を受けた時の感じ方が変わってくるのです。授業をもっと効率の良いものにすることが可能になります。
予習は大切ですが、多くの量を予習する必要はありません。
時間をかければ良いというものでもないのです。
予習ってはっきり言って、意味がない、復習さえしていれば大丈夫と思い込んでいる人も少なくありません。
もちろん、復習のほうが予習よりもよっぽど大切なのは確かです。
ですが、予習をしていれば、復習は授業の中でできてしまいます。授業を聞いた時にすんなりと頭に入るため、より勉強を理解しやすくなるでしょう。分からないところは先生に聞き、授業を通して更に理解を深めることもできます。
学校の授業が分かるようになれば、勉強が楽しい、勉強が好きという自信につながっていきます。
子供の勉強のやる気を伸ばすなら塾より絶対に「家庭学習」
子供がなかなか勉強に興味をもってくれない。成績が伸びない。それなら塾に入れようかと、考える親御さんも多いはず。
塾に行けば、塾の課題が出てそれをこなし、先生の授業を聞きやり方を教わったらまた課題をこなすという繰り返しになるでしょう。とにかく、塾に行けば勉強中心の生活が待っています。考えずとも、勉強をしなければならない環境になるわけです。
もちろん、それが合っているという子もいるでしょう。
宿題以外の家庭学習で、自分の苦手を科目を克服する時間を取ることもできるでしょう。塾に行っていない分、塾に行っている子より自由な時間も多くあります。自由な時間でお友達と遊ぶ事もできます。お友達との関わりのなかで協調性も育っていきます。自由時間で、本を読んだり、集中して好きなことに取り組む事ができるのです。
そういう時間の組み立てを、自身で作ることが出来るのが、自宅での家庭学習なのです。
家庭学習を通して、将来的に勉強に対してやる気をもって自分で取り組むことができる子に育ちます。
ですが、この様に計画を立て、家庭学習習慣を子供に身につけさせるには、やはり親の力は必要不可欠なのです。
リビング学習で子供に家庭学習の習慣を身につけさせる
家族がいることで、気持ちがゆったりすると同時に、見られているということで気が引き締まります。誰もいないという不安からも開放されて、集中して勉強できるのです。
また、家族の声などや生活音が聞こえて一見集中できないような環境でも、集中して勉強できるようになれば、より集中力が養われると言われています。
生活音が聞こえる、そのほうが落ち着くというお子さんも多いようです。
是非、リビングで勉強するほうが落ち着くというお子さんには、親が近くにいて見守ってあげてください。
お子さんの頑張っている姿が見えるのは親も嬉しいものです。そしてそれに気付いてくれれば、子供ももちろん嬉しいはずです。
リビングにいて、家族みんなが子供の家庭学習を見守ることが、勉強の習慣を身につけさせる近道なのかもしれません。
お子さんが家庭学習を取り組んだあとは、丸を付けてあげましょう。大きな丸は子供の達成感を高めてくれます。さり気なくその努力を褒めてあげることも大事です。
短く集中。これが子供が家庭学習の基本
家庭学習の集中力が続かないと悩んでいる親御さんも多いと思います。ですが、はっきり言ってこれは仕方のないことなのです。
集中力が続かないのであれば、集中できる範囲で家庭学習をするしかありません。
要するに、短い時間で終わる内容を集中して行うということです。簡単な復習に加え予習を、毎日、短時間で終わる程度の内容で続けて行って欲しいのです。
少しでも、考えて家庭学習することが習慣になれば、自分の力で学び、自分の力で学習することが自然と身についていくはずです。